いじめやパワハラに苦しむ人へ
パワハラやいじめは、加害者が優勢にあるように見えることから、被害者が「自分の何が悪かったのだろう?」と思考させるように仕向けていると言えるだろう。
そのような状況が続くと、被害者側には自分に対する無価値感を植え付けられたり、自己決定権が奪われてしまう。
そうなる前に、自分を愛してくれていたものを思い出すようにしてみてほしい。
家族でもいいし、小学校や中学校の友達でもいい。幼稚園の先生や顔見知り程度の図書館の先生でも良い。
あなたに被害を与えてくる現在の集団とは関係のない、あなたがあなたらしくいられたころに紡いだ関係性を思い出してほしい。
きっとあなたは受け入れられてきた経験があるはずだ。
あなたを受け止めてきた人に、自分の今の苦しさを伝えるのは抵抗感があると思う。
でも、あなたを信頼しているからこそ、あなたがいま何故辛いのかを正直に言ってもらえることで、安心する人もいる。
そうして、あなたが被っている現在のパワハラやいじめを「理不尽だ」と客観的に怒ってくれたなら、苦痛がわずかに和らぐはずだ。
もしも過去に相談しやすい人がいなかったり、昔の知人に話すのに弱みを見せるようでどうしても嫌だと抵抗がある人は、精神科医や臨床心理士、スクールカウンセラーを頼ってみてほしい。
専門家はあなたの心の苦痛に向き合ってくれて、客観的な意見をくれるだろう。
一人で抱え込むことこそが、加害者の目的だ。
加害者の思った通りにさせてはならない。
あなたは唯一無二の大切な人なのだから。